突如現れる24メートルの巨大観音
京都地獄めぐりの締めくくりに私は高台寺へ向かっていました。
高台寺という昔の人の率直なネーミングに納得しながら坂道を上り、階段を上り。
上りきったところにある駐車場の様子がどうもおかしいんです。
巨大な仏像が顔を覗かせる程度では収まらずがっつり上半身出ちゃってるではありませんか。
何の前情報も持ってなかったもんだから驚きすぎて写真を撮るのも忘れていたんだけど、こういうブログを書くなら絶対に撮り忘れたらダメなとこでしたよね。
でも本当に驚いたんだもん。伝われ、この衝撃。
京都東山 霊山観音
山門で参拝料を納めると、細めの枝くらいの大きさの線香を渡されます。
線香まで巨大サイズ。
食べ物でも動物でも線香でも仏像でも、巨大な何かってなんでこんなにワクワクしてしまうんでしょうか。
昭和30年に第2次世界大戦の戦没者の英霊を弔うために建立された巨大観音像は、鉄筋コンクリート造りで高さ24メートル・総重量は約500トン。
頭上に500トンのコンクリートって結構ハラハラする状況だと思うんですが、そういった感情にならないのはお寺と日本製への無条件の信頼から来るものなのでしょうか。
後方に入口が付いていて中に入ることができます。
胎内には十二支の守本尊が安置されています。
自由に拝観できるのは観音像の右足部分程のスペースで、思ったよりも早く出口に着きました。
願いを叶える願い玉
巨大観音像の次に目を引く巨大な金の玉。
仏教では、すべての存在を生み出しはぐくむ天地の気・宇宙エネルギー
を『如意宝珠』といい、その形は球体で表されるそうです。
更にこの地は平安時代から風水的な吉地だとされているとか。
つまり、願いの玉と呼ばれるこの玉はものすごく良い場所にあるものすごくパワーを持った玉で、願い事を念じながら玉に手を添えて3周すると願いが叶うパワースポットとして紹介されています。
これ、金色にする必要があったんですかね?
神々しさの表現だとしても、あえて巨大な金の玉にしなくてもよかったんじゃないでしょうか?
このまま3周しちゃうと天地の気・宇宙エネルギーを使って『なぜ玉が金色なのか』の回答を得てしまいそうなので、また別の機会に願いを込めてみたいと思います。
霊山観音の御朱印
拝観時間
8時40分~16時20分
拝観料
大人300円(線香付き)
中・高生200円(線香付き)
小学生100円(線香なし)
駐車場
高台寺駐車場利用(有料)
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